杉木立の中、林床の枝葉の隙間から顔を出した水芭蕉。どれも小ぶりでシミひとつない清楚な佇まいに足を止めて見入ってしまいました。
大概は根元の茎部分が黒く痛んでいたり苞の先っぽがいびつになったりしているのですが、どの株も気品さえ感じる美しさです。
近くの里山の小川沿いに咲き乱れているソレに比べ一週間ほど早く咲きだした。
地面の温度や水温が高めなのでしょう。実際に枝葉の中に手を突っ込んでみると、ジュワ~と染み出るその水はぬるいのですね。
杉の枝葉が布団代わりとなって保温効果を高めたせいか。
もしくは訪れる人も疎らなせいで、踏まれず、個体自体の損傷が少ないからか。
知人のK氏の撮影した『杉木立の中の水芭蕉』がえらく気に入って、「オイラもあんな風に撮りたい」と思いながらパシャリしたのでした。
観ている方には全く関係ないことだが、被写体のモデルさん自体も同じかも。
RVP100(ReversalFilm) AI Micro-Nikkor105 f/2.8s NikonF5 3月25日午後の撮影
閑話休題
娘が学校の春休み課題で読んでいる『光が照らす未来』石井幹子 著 岩波ジュニア新書 をツマミ読みしている。
“光”や“あかり”に対する独特の感性を磨きながら、成長していく姿は言い換えれば、「光が照らす未来の自分探し」でもあって、これはオイラにも参考になる。
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