コウホネを覆い尽くす勢いで広がったヒシは弱まる気配がなく、湖面の向こう側へと浸食しているようで、朝焼けを映し出す水面は日毎狭くなっていく(一週間で随分変わったものだ)。
そうとなれば、遠く山の端に目を向けるのは当然のことであって、二王子の牛の背を正面に、ひたすら雲が焼けるのを待ってみた。
土手の草むらに腰を下ろし(カッパズボンを履いている)、雲が無ければ夏のオリオンが約30度の角度で横たわっているだろうとか、右側の稜線上にはフォーマルハウトが顔を出してキラリンチョだろうな、はたまた、道中セブンイレブンで、なぜに100円カップコーヒーを買い求めなかったのだろう・・などと、とりとめも無いことを考えたり。
左端がだんだん明るくなってきました。朝焼けの中心部です。
そちらにカメラを振りたい気持ちをグッと堪えて、まだ待ってみます。
ようやく、右側の雲へと染まり始めました。今回は桃色雲かな。
赤味が薄れないギリギリまで待ってみてシャッターを押してみた。
RVP100 AI Nikkor 35 f/2s NikonF5 8月11日撮影
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