赤玉の嘆き

阿賀町:たきがしら湿原

『赤玉』という腹が痛む時に飲む薬があるが、あれと同じ色。

ポジ原板はその色ズバリで、「えっ?・ちょっと違うな」と思われる方はパソコンのモニター画面の調整のせいか、あなたの目がおかしい。

『赤玉』は枯れ野に目立ち、吸い寄せられるように近づいて覗き込んだら、そこには既にキバラヘリカメムシという先客がいて、ひしめき合っていた。

枝という枝はもはや樹皮がヤツの背中で覆い尽くされる勢いで、唯一聖域を保っていた果皮も陥落寸前の状態となっていた・・・・

・・・・いや・・・あれれ・・・陥落・・しちゃったかな・・・・

兎にも角にもカメムシの侵攻は尽きることなく延々と続いています。

『赤玉』は四つの辺があって下部の中央からパカッと割れたものも。

内側から鮮烈なオレンジ色の種子が覗いていて、先っぽに“救命丸”。

本心としてはそれを撮りたかったのですが、寄りたくても寄れず、離れてレンズを通して覗けば、背景は枝でゴチャゴチャうるさい。

クリーム色した作業服を着こんだ集団が近づいてきた。木道に機材をひろげていては歩行の邪魔で、急いで撮った写真がコレ。

赤玉が重ならない位置から、苔むした地面を背景に素速くパシャリ。

*『赤玉』はマユミの実のこと

RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5  10月17日撮影

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