2016年4月下旬撮影
漢字にすると『垣通し』。
垣根を越えて侵入してくるほど繁殖力がすさまじいのだろう。
どちらかと言えば、少々痛めつけられても、身につけた生命力で這い上がってはDNAを拡散し続けている『雑草』とみてしまう。
ところが薬にもなるらしい(なっていたらしい・・か)。
咳止めの薬か熱冷ましの薬かは知らないが、科学的な根拠があるのだろう。
しかしながら、私にとっては「だからどうした」程度でもある。
そんな平凡で、見向きもされないカキドオシであるが西陽を浴びた姿をじっくり覧ていたら、愛おしくなってきて撮らずにはいられなくなった。
おそらくは私以外の目に覗き込まれることもなく、やがては枯れて朽ち果て、土に還っていくだろう小径脇のカキドオシ。
人知れず、その一生を終える前に、スポットライトの中で輝いてくれた一瞬をパチリ。
影の部分が暗く沈んで、意とした雰囲気は出せたかも?
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 滝沢にて
*撮影時、ブヨに手足や額など、こてんぱんにやられてしまった。
その後、一週間ほど、風呂上がりにオロナインを塗っておりました。
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