RVP100 Ai-Nikkor 24f/2.8s NikonF3
この日は20日の日曜日のことなんです。
新潟絵屋にて相田諒二氏の写真展『コダクロームの時間』を観に行ってきた。
フィルムで撮った写真展だ・・と聞いていたので気になってはいたが、行けたら行こう程度に考えていたのですね、私の悪い癖なんですけど人の集まる場所が苦手なのですね。
でもだんだん観たい気持ちが高まってきて、勇気を出して中へ。
(なんでこうも小心者になっちまったのだろうね、オレ)
出入り口の正面にはブラックFと箱入りのコダクロームの一緒の写真がまるで遺影のように飾ってあって、撮影がかつてのもので遠い過去の追憶であるのかなと感じましたね。
ただね、そこにはデジタルな今では味わえない何かがあって、それを上手く言うことな出来ませんけど、それを感じてもらいたい作者の意図が読み取れたような気がします。
それは、こうなんです。
光をむさぼるような
感じた光を自分流に料理していくような
メンタマひん剥いて対峙しないと見えてこないような
そんな世界を写真見てて感じました。
ですからね、見終わった帰り道、どうしてああいう光に出会えるんだろうと考えてました。
それでね、ちょうど目にしたのが写真の中の赤。
1枚目はRVP100を使用するに当たって僕なりに撮ったカット、2枚目はちょっとアンダー気味に、3枚目は僕としては考えられない露出値で撮影してみたんだ。
写真はその3枚目のカット。
どうでしょう?、これでもまだまだ赤が赤じゃ無いんですね。
お恥ずかしい。
もっと心象的な色合いとか被写体とか選択できないのかい?
そうなんですね、そのとおりなんです。
プロはその場で選択できるんですね、あとで後悔しないんです。
20日新潟市芸文界隈にて撮影
この記事へのコメントはありません。