RDPⅢ Ai-Micro Nikkor 105f/2.8s NikonF3 関川村 3月下旬撮影
巷はコロナ禍で経済が疲弊、人々の日常生活の中でも様々な影響が出始めてるのに、足元の草花は「そんなこと関係ないね」てな感じで咲き競い始めた。
逞しいなぁ~・・と感じます。
考えてみれば、植物種は人間種より何十倍、いや何万倍も命を紡いできている。細菌の猛威を何度も経験し、「こりゃ打ち負かすことが出来ない相手だな」と知ると、協定を結んで共生の道を探る術も獲得した。
ある意味、大した生き物かもしれない。
・・・雑木林の林床で一面に咲き誇るカタクリやらキクザキイチゲの群落を眺めていたら、ふとそんな事を考えてしまいました・・・
この白花はカタクリ溜りの外れでちょこんと咲いていた。もっとも白花のカタクリを毎年見かける群落に目星をつけていたんだけど。
白花は白花として子孫を紡いでいるのだろうか?
まぁ、盗まれずに良く生きているもんだと感心する。
それにしてもダイナミックな反り返り。
受粉に成功した喜びを躰で表現しているように見えてくる。
風が弱まって、シベにピントを合わせて、静かにパシャ。
誰もいない林の中、立ち止まれば僕だけの呼吸音。
しゃがめば土の香り。
小さな春の野花が一斉に此方を向く。
この白花も確かに僕を見ていてくれた。
じゃあね、また来年お目にかかりましょう。
*この白花はあまりにも目立つところにあって、それが逆に気が付きにくい何言ってんだろう)。遠目で人の動きを見ていると「存在すら知らない人」「知ってるんだけど、他の人には知られたくない顔つきの人」「隙があれば盗っちゃおう的態度がプンプン漂う人」・・人間モニタリングじゃないけど、心理調査にもってこいの教材です。
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