蘇るホオズキ

実家の盆棚に飾ってあったホオズキ。

役目を終えたホオズキは、玄関脇で、埃を被り蜘蛛の巣を引きずった姿で空花瓶の中に収まっていました。

ホオズキは漢字で【鬼灯】とも書く。

亡き父や先祖の霊が迷わずに帰って来るためには鬼気迫るような赤々と燃え盛る提灯でなければいけなかったのだろう。

そうした解釈をすれば、ホオズキはある意味、縁起物でもあるわけです。

(縁起でない物を仏壇に飾るわけない)

それが雨風には晒されていないものの、“呼吸”も出来ないほど、肌が醜く汚れ果てていたのですね。

不憫に思いました。

埃を払って、フィルムで写真を撮ってみた。

背景は車庫の外壁。

スレート張りのつなぎ目が写り込まないよう注意して、陽の光が雲で幾分和らいだ時にパシャリしたのでした。

下部より手製レフ版でその表面に光を少しだけ傾けています。

枯れホオズキが命を宿した姿で浮かび上がってくれればいいのだが・・・。

RVP100 Ai-Micro Nikkor 105 f/4s NikonF5  9月下旬 胎内市にて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

蛸足絞り・鳥屋野潟

逆さカマキリ

関連記事

  1. 翡翠

     以前掲載した翡翠の別バージョン。このまま押し入れの中で腐り果てて行く前に…

  2. 太陽のような“ホニャララ”

    実家の庭で咲いていた“ホニャララ”。私はど派手な原色が好きに…

  3. ヒオドシチョウ・何でだろ~

    阿賀町・たきがしら湿原 午前11時頃、撮影を終えて駐車場に戻るとこのありさま…

  4. コブ・瘤にしか見えない

    樹皮がめくれたか、そのコブだろう・・そう思うか気にもとめない。だから…

  5. 特別天然記念物カモシカ

    小高い山の斜面でカタクリの根を掘っては一心に食べていた。とい…

  6. スコップの背中

    ACROS100Ⅱ Ai-Nikkor 35f/2s NikonF3雪面…

  7. 笹藪の中 ひっそりと咲いたユキノシタ

    「紛れもなくユキノシタ。笹藪のその下で辛うじて息をしていた・・・」見…

  8. 花と影・エンレイソウ

    RVP100 Ai-Micro Nikkor 105f/4 NikonF3 …

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。