知らず白む鳥屋野潟

撮影は5月1日になります。

「太陽は雲の向こうでとっくに昇っているのに、今日も知らず白んで夜が明ける」と腐っていたら、こんな太陽が雲間から顔を覗かせた。

最初の姿はもっと赤かった。

スタジアム周辺の草木がなんとか区別出来るほどの明るさになるまで“引っ張って”いたら太陽の赤味が薄れてきた。「もうこれが限界」な頃合いにパシャリしました。

大気のせいにもよりますが、周りの雰囲気を崩さずに赤い見たままの太陽をフィルムで表現するのは僕には難しい。

赤い太陽をイメージして露出を切りつめると、太陽は赤くなる。けれども周りが暗く影絵のように落ち込んでしまう。逆に露出をオーバー目にかけると辺りの景色は浮かび上がってきますが、太陽は白く飛んでしまう。

その見極めの時間帯がなかなか掴めないでいるのです。

夕陽での赤い太陽はよくありますが、夜明けの赤い太陽はあまり見られません。

「そんなことないよ」と言われれば、「そうですか」程度なのですが。

今回は、雲の厚さとか大気中の水分とか時間帯とかが上手い具合に重なったのかなと思ってます。

心の中

ただ、105㎜の望遠レンズを使用しています。

ある意味「良いとこ撮り」的な考えを持ってました。構図から外れた部分には「見せたくもないもの」が沢山散らばっているのは事実なんですね。

湖面に浮かぶペットボトル、湖面から突き出たコンクリート柱もしかり。画面のこちら側では橋の真ん中に車を止めて、助手席からパシャリやって、ついでにゴミ袋をポイッと放り投げていく者までいるのですから。

「事実を隠し伝えていたりして・・」なんて思えてくるのです。

RVP100 AI Micro-Nikkor 105 f/2.8s NikonF3     上沼橋から

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朝日と波紋

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