パッチワーク

「まるで、パッチワークだ」「やっと見つけた・・」

落ち葉の広場を何度も行ったり来たりして、ようやく彼女に巡り逢えた。

モジモジしていて逃げられたら元も子もない、「早めに手を打たないと」と、気合いを入れて撮影しようとしたら、ザクザクと落ち葉を踏み込む音がする。

ファインダーから目を離し、音のする方を見やると、中年夫婦が立っいる。

視線が合うと、「何を撮ってるんですか」とダンナが私に問いかけてきた。

少し下がり気味の奥さんは「邪魔しちゃダメよ」風な顔つきで主人を見て、そして私を見て、カメラの機材を見て、また私を見たが不安気な顔つきだ。

苛つく私の心理状態を一瞬にして察知し、圏界を心得たと感じる。

一方、ダンナは興味津々。リードをひっぱってでも興味の対象に少しでも近づき、探求したいワンちゃんみたいに見えてきた(ちょっと失礼だな)。

「何されてるんですか?」

「何か、いるんですか?」再びダンナ

「コレ」・・対象を指さす私

その指さしたものが掲載した写真であるのだが、二人とも落ち葉の中に何かとんでもないものが潜んでいるのではないか風な顔つきで覗き込んでいる。

「判ります?」・・私

「・・・」・・返事がなく、さらに視線を集中する二人

「葉っぱの重なり パッチワークみたいでしょ」

「・・・・」

RVP100 AI Micro-Nikkor 105 f/4s NikonF5 11月27日撮影

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ん?・・

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