秋雨と蟷螂・雨の伝う幹を何故にそんなに急いで登るのか?


『蟷螂』・・何でこんな漢字?

読めても、書けない漢字である。

書けなくてもさして問題ないから、覚えようともしない。

『欅』・・何でこんな漢字?

読めても、漢字で書く気になれない。『ケヤキ』・・スッキリくる。

頭上の葉という葉が雨粒を集め、枝という枝を伝い、幹を伝い、流れとなって地面に染みこんでいく。

その根本辺りで、ギョロリと、オイラを睨んだのはハラビロカマキリ。

朝から暗く、おまけに雨が降り出して、「さて、帰ろうか」と駐車場に向かって歩いていて見つけた。

しばらく、雨に濡れながら観察していると、幹を登ろうとしている。

さらにマジマジ覗き込むと、身体を仰け反らし、カマを持ち上げた。

「悪いな、悪いな」と一応は謝りながらも、少しだけ離れて、なおも見ていると、こちらが邪魔なのか、幹の反対側へ回り込むような形で登り始めた。

身体を前後に揺すりながら移動を始めるその意味は判らんが、その先には同系色の菌類がびっしりと幹周りにこびりついていて、それが雨に濡れて、よさげな味わい。

にわかに写欲が沸いてきた。

雨の中、すかさずカメラをセット。樹皮の模様も表したいと、レンズのF値を5.6半まで絞って、メンタマにピント合わせ、はいパシャリ・・・といきたいところが、なんとシャッタースピードは1/15秒。

とんでもなく、遅いスピードで半ば諦めで写真に収めたのでありました。

RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5  9月18日撮影

*レフを地面に置き三脚に立てかけている。
露出はこの構図のまま計り、カメラの出目数値±0でいく。フィルム原版は綺麗な美しい緑であるが・・スキャンするとピンも画像もイマイチになってしまう。

どうすりゃいいんだ?

追伸:この雨の中の撮影がもとで、4日後辺りから風邪を引く。
無理をしたのがたたり、風邪は悪化。翌週はほぼ全休となった。

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秋雨と紋白蝶・撮った瞬間から記憶に残るカットになる

蝶の時間・種にはそれぞれ身体の表面積に応じた時間に生きている

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