放射冷却現象で霧が発生するだろうとの算段で、暗いうちから岸辺に立ち、
その時を今か、今かと手をモミモミしながら待っていたのですが、
夜明け前の気温がガクンと下がるような雰囲気が漂ってこないのです。
頭の中では「水際や林の地表近くに霧が漂う」とイメージして
予め構図を決めていたのですが、予想は見事に外れてしまいました。
『福島潟はいつも霧の中~』・・・有名な小説の一節をちょと変えた
原風景が理想なのですが、そう易々と姿を見せてはくれません。
その替わりなのでしょう、時間が止まった世界がそこにありました。
みなもは微動だにしません。きれいに磨き上げた鏡のようです。
RVP100 AI Nikkor 35 f/2s NikonF5 福島潟2016/05/29
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