エドワード・ウエストンを真似て気が付いたこと

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小さな画像センサーで隅々まで繊細に記録しようなどと思うのが間違いだったこと。f値を絞り込むほどに画像センサーに付着したゴミが浮かび上がってくること。ある程度絞り込むと画像の先鋭度は頭打ちになること。三脚は必要であること。必ずしも自然光は必要でないこと。被写体を置くベースは塵ひとつ拭き取っておくこと。俺はエドワード・ウエストンには成れないこと。

エドワード・ウエストンの真髄をチラッと

Facebookにパプリカの写真を投稿したら、フェス友よりエドワード・ウエストンのピーマンを紹介された。それまで彼の名前もピーマンも知らない。早速調べてみたら「ピーマン」は彼の代表作だった。しかも今から100年以上も前の作品と知って腰を抜かした。

野菜の持つ躍動的な自然美に魅了された。

この時代にここまで人の心を揺さぶる写真が存在したのか。SNS上に公開された「資料」を漁る。すると「ピーマン」はf値200以上、露光時間にして4時間以上はかけていると。

いやはや、執念だよ。憑りつかれた人間でしか成せない技術だ。

翻って、俺はどうなのよ。真似て撮りたい・・いやぁ~馬鹿だわ。ホント、浅薄な頭なんだな、俺って。そんなことで、自身を少し知った。GRでの撮り方なんだけど。

むやみやたらにレンズを絞り込まない。ココだというピントターゲットを決めたら合点範囲はf値に応じた被写界深度に任せることにした。それとよく観察すること。前日に撮り終えたニンニク写真は翌朝全て削除して撮り直した。なんかね、ああすればよかった・・て思うのよ。

これって思考の進化の過程かな。だったらいいんだけど。

*写真のニンニクは新潟西川産

半切りパプリカとセカオピ

エリンギと過鎮静

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