紋黄蝶になった紋白蝶

RVP100 Ai-Micro Nikkor 105f/4 NikonF3  鳥屋野潟公園 4日撮影

日の出の赤い陽を浴び全てがオレンジ色。

僕の上着も指の爪も腕時計の文字盤も。

周りを見渡せば黄色かった菜の花もオレンジ色だし、見つけておいた紋白蝶もやっぱりオレンジ色に染まっていた。

12日は晴れたが、福島潟では遠く山々の稜線上には雲が覆い被さっていた。

福島潟には朝焼け狙いで早くから乗り込んで、ひたすら雲の掃けるの待ち望んでいたが、日の出の時刻が近づいても雲の消えることはなかった。

それで、周りの菜の花を執拗になめ回して他の被写体を探していたんだ。

菜の花は旺盛に見えても、よくよく見れば花は散りかけているし、中には花が全て無くなって、花茎が骸骨みたいに揺らいでいるものもあった。

紋白蝶は菜の花畑の端にいた。

寒いのか、生まれたばかりなのか、それとも死んじゃったのか、動く気配がない。

それでも花びらをガシッと抱え込んだ姿は生きている証しなのだろうか。

そう考えた。

陽がバァ~と差し込んで、波のように広がっていく。

陽は風を生んで菜の花が微かながら震えだしてきた。

その震えで紋白蝶が目を覚まし(そんなことは無い)、動いて花びらの陰に隠れるんじゃないか・・と、慌ててシャッターを切っていったのでした。

紋白蝶が菜の花と朝の陽で紋黄蝶みたいになった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

花と影・エンレイソウ

静かな朝・豊かな香り:福島潟

関連記事

  1. 枯れ葉?

    『オーレリアンの庭 今森光彦 四季を楽しむ里山の暮らし』というNHKのドキュ…

  2. 夜明け・福島潟

    島崎藤村の名作『夜明け前』の書き出しを回想しつつ、次第に浮かび現れる景色を撮…

  3. 青空と白鳥

      白鳥の飛ぶ姿は綺麗だが、写真にするのはオイラは苦手。若い頃、青空を背景…

  4. 冬支度

    日曜日,5時福島潟着。月が西の空、低い位置にある。放射冷却現…

  5. 蒼霧

    『夜明けの霧潟』の数分前の光景です。このような蒼の世界が拡がっていま…

  6. 冬野

    夜明け前に駐車場に着いていながら「早すぎたかな ちょこっと目をつむろ…

  7. 日の出前

    ~前回の撮影の続き~日の出が迫ってきて、顔が出るだろう山の端が一段と明るく…

  8. 赤の福島潟

    久しぶりの2連休で、撮影のことだけしか頭になかったが、秋の地雨でしょ…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。