秋色 枯草色

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20日の福島潟。

土手を覆う草むらの中を覗いてみると、トンボや蝶が翅を休めていて、被写体探しに困ることはない。

中でも赤トンボは草むらの中にあって一際目立つアレチノギクに絵になるような姿で止まっていた。

写欲が沸いてくるのは当然で、そちらの方へ近づいて行くのだが、進む歩先が足元の叢を揺すり、それがまたその先の叢に触れるものだから、敏感なトンボちゃんは僕が撮影エリアに入り込む前に飛び立ってしまっていた。

ギンギンに冷え込んだ朝であるなら、トンボちゃんは朝露をたっぷり纏っていて動こうにもう動けないから、容易に撮影できるのだけど、暖かくも寒くもないこの日は薄暗いうちから目の前を横切っていくほど活性があった。

それに無いようでいて風がある。

一度だけアレチノギクにうまいこと止まったトンボちゃんに近づけてピントを合わせるチャンスがあったが、ファインダーで覗いたその子は小さな風に震えて見えた。

暫く風の鎮まりを待ったが、トンボちゃんはその間に姿を消していた(不用意に動いてしまった僕のせいに違いない)。

ヤマトシジミ

全天を覆う雲が朝焼けを隠し、トンボを撮ろうとすると今度は風が邪魔をする。

家の用事で8時半までには家に戻らなくちゃいけない時間的な制約もあって、焦り始めた時にこの子を草むらの地表近くで見つけた。

止まった猫じゃらしは枯れて芯が出来たせいか少しの風なら揺れないみたい。

小さなこの蝶に狙いを定めてみたのでした。

雲間から陽が漏れて辺りの草むらが陽に包まれたように明るくなった。

・・あぁ、自分も同じ光の中にいるんだな・・

キツい時間枠の中、ほんの一時ですが小さな蝶と同じ時間を共有出来た嬉しさが体中に満ちてきて、穏やかな気分で撮れたかな。

RVP100 Ai-Micro Nikkor 105 f/2.8s NikonF3  福島潟

*f2.8半、1/125秒で撮影したが、明るめにでた。一連のカットはすべてこの数値。小刻みに露出値を変えることもないほど自信があったのに。

NikonF5とF3の測光範囲の違いを知っていながら、さほど重要視していない僕なのでありました(勘に頼りすぎるのも良くないんだね)。

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NikonF5にFUJIFILMのRVP100詰めて、「ホントはデジタルカメラも良いんだけど」、という素振り一つ見せずアナログ道を突き進んでいる。 身近な自然をテーマにしているが、これは裏を返せば遠くへ出掛ける経済的余裕が無い事を言っているのに等しい。 そんなヘンテコ親父の撮影日記です。

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