八重の散り際は華々しく・Ai-Nikkor35f2s&ポジ


2015年5月3日(日)撮影

鳥屋野潟公園の一角。

八重桜の花びらが、その役目を終え地面に散り積もっていました。

幹周りを中心に取り囲んでいます。

遠目だと芝桜のように見えるほど見事な散り花でした。

地面の草緑と桃色の花が鮮やかで、自然と惹かれていきました。

風も雲も無く、散歩する人もわずかで、静まり返った朝です。

朝陽が散り花を樹間越しに照らした頃に撮影を開始するとして、それまでしばらく、辺りを行ったり来たりして構図を探すことにしました。

その時、感じたのですが、ほのかな香りが漂っているのです。

桜の香りです。匂いに強弱があるのは、ゆらぎのせいでしょうか。

気持ちを落ち着かせてくれる香りで、地面に座り、脚を伸ばしてみました。

目をつむり、ゆっくりと数回、深呼吸を繰り返します。

するとどうでしょう。ひときわ濃密な香りに包まれているのです。

散り積もった花々が発する芳醇なにおいに酔いそうにもなります。

役目を終え散り落ち、朽ちていくなかでさえ、生へのこだわりがあるようにも思われてくるのです。

RVP100 35㍉ NikonF5

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ハンノキ赤く染まれ~!・晴れた日の夜明けは地上付近が赤く染まる

蘇ったサワオグルマ・気が付けばその辺の湿地帯でも見かけるね

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