ムカシヤンマとウメノキゴケ

桜の幹にとまったムカシヤンマ。

樹皮に付いた緑色した海藻みたいなものは地衣類の一種、ウメノキゴケ。桜の木なのに「ウメノキゴケ」。梅の木によく見かけるのだろうか。

トンボは縄張りがあるようで、この桜や10メートル以内にある枯木によく来る。

「ヤンマの一種かな」程度の知識しか有りませんでしたが、写真を撮影する前日、たまたま居合わせた何処かの大学のサークル連中や子連れのパパさんに「ムカシヤンマだよ」と教えてもらった。

彼らはこのトンボが枯木にもとまることを知っていて、「俺だけしか知らない」と思っていた優越意識があまりにも短絡的な思考であることを思い知った。

RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/2.8s NikonF3   3日撮影

観察と撮影

翌日の昼下がりに来てみたら、そこにとまっているではありませんか。個体の識別まではできませんけど、確かにムカシヤンマである。

座り込んで静かにして見守っていると、少しずつ上に上っていく。その間にこれまた物静かに三脚を据え置いて、カメラをセットし、じっと待つ。

上がり始めたトンボは木洩れ日を追いかけているように見える。

この動きは一体なんだろう。

翅のブルブルはしない。足先でとっかかりを探している風でもなく、水平歩行しているかのごとく、何食わぬ顔で上へ移動していくんだ。

まどろんだ写真が好きでレンズの絞りを開放気味にした写真を多く撮るが、今回は絞り値8半で、ピント精度を稼いだカリカリ写真をメチャクチャ撮った。

しかも横、縦位置の構図や露出も微妙に変化させて撮りまくっている。

このトンボの生息範囲が極めて局所的である・・なんて前日の夜に調べた資料に書かれていた文言を思い出したからであった。

あとで、なにかの資料になるだろうと・・ただそれだけのこと。

*その後、掲載写真をカリカリカットに差し替えました。

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息を吹き返した終い花

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