水芭蕉・杉木立の中を流れる水は温いから・RVP100

杉木立の中、林床の枝葉の隙間から顔を出した水芭蕉。どれも小ぶりでシミひとつない清楚な佇まいに足を止めて見入ってしまいました。

大概は根元の茎部分が黒く痛んでいたり苞の先っぽがいびつになったりしているのですが、どの株も気品さえ感じる美しさです。

近くの里山の小川沿いに咲き乱れているソレに比べ一週間ほど早く咲きだした。

地面の温度や水温が高めなのでしょう。実際に枝葉の中に手を突っ込んでみると、ジュワ~と染み出るその水はぬるいのですね。

杉の枝葉が布団代わりとなって保温効果を高めたせいか。

もしくは訪れる人も疎らなせいで、踏まれず、個体自体の損傷が少ないからか。

知人のK氏の撮影した『杉木立の中の水芭蕉』がえらく気に入って、「オイラもあんな風に撮りたい」と思いながらパシャリしたのでした。

観ている方には全く関係ないことだが、被写体のモデルさん自体も同じかも。

RVP100(ReversalFilm) AI Micro-Nikkor105 f/2.8s  NikonF5  3月25日午後の撮影

閑話休題

娘が学校の春休み課題で読んでいる『光が照らす未来』石井幹子 著 岩波ジュニア新書 をツマミ読みしている。

“光”や“あかり”に対する独特の感性を磨きながら、成長していく姿は言い換えれば、「光が照らす未来の自分探し」でもあって、これはオイラにも参考になる。

[ad#co-1]

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

藤色の夜明け・くすんだ蒼の世界が広がっていた・沈黙の福島潟

遠く山の端にねむの木学園の子供らの絵を重ねて観てる

関連記事

  1. 冬のエナガ・葦の茎に嘴を突っ込んで、隠れている虫…

    立ち枯れした葦原にエナガの群れがやってきた。上空から覆い被さるようにド…

  2. カキドオシ・マジマジ見入ると野草って奇麗なもんだ…

    今年はこの花をよく見かける。もうかれこれ一月以上は目にしているから、…

  3. 慈雨 濡れアザミ・緑にアザミの花の色がギョロッと…

    しっとりと濡れた緑葉にアザミの花はギョロッとなるほど鮮烈で、明るい雨なら…

  4. 元旦の朝 旧中条町若宮保育園跡・Ricoh gr…

    RICOH・GRⅢこの写真も元旦の朝に撮影してる。昨年末に『残像…

  5. ウスバシロチョウ・6月の半月ほどの短い期間だけ見…

    雑記今日22日、右目の緑内障定期検診日。午前中に瞳孔を開く検査を終え…

  6. 寄り添う土筆・チュウしとる!・ポジRVP100&…

    2016年4月16日撮影 新発田市・滝沢福島潟で『土筆と朝露』を撮影後…

  7. ヤマガラ・NikonF4のファインダーは明るく見…

    (過去写真 初掲載)この写真はNikonF4で撮影した。…

  8. 胎内市 桃崎浜の波打ち際をRollei Supe…

    Rollei Superpan 200 Ai-Nikkor 35f2s Ni…

コメント

  1. こんばんは。
    本当に同じ花のようですね。私が撮影したのが21日朝ですから、4日分成長しています。
    今朝は、福島潟から、村上へ行ってカタクリを撮りました。日差しが無くて花は全てうつむいたまま・・・
    私もうつむいたまま帰ってきました。

    • 春先は植物の生長が早いのですね。
       関川村の鷹巣では3月26日時点でカタクリの葉っぱが地面に辛うじて顔を出していた。
      それが4日後の30日では咲きだしているのです。
       今日は娘のかるた大会が新津であり、競技中、私は秋葉山に登ってきました。
      桜咲いているのですね。ただし、風があって写真1枚も撮らず。娘も1回戦敗退。こちらも二人してうなだれて帰ってきました。
       

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。