山茶花の枯姿・ピントはどこに合わせればよいのでしょうか?

12日早朝、近くの公園で山茶花の枯れ姿を撮影してみた。

カメラを持つと、無意識のうちに新鮮な花ばかり探している自分なのですが、そんなんでいいのかな。

そう思いながらも、実際は花の時期を終えて醜く汚れて廃れていく花々も目に入っているのに、敢えてそれを避けて、見ようとしないんだわな。

美しい花は汚れを知らず、瑞々しい・・なんていう方程式が自分の成長過程のどの段階で、どう出来上がっていったのだろうか。

このままではものの本質を見失っていくようで、今一度立ち止まってみた。

鳥屋野潟公園とスポーツ公園の境目にある山茶花を撮った。

撮影日前日の土曜日に一度散歩を兼ねて下見している。この際に花を一つ一つ丁寧にチェックしたつもりでいたが、当日になってから、撮りたい相手を変えている。

光周りでずいぶんと姿が変わって見えるんだな。朝の光の中でこの花は控えめだった。静かに人知れず朽ちて行く前の姿ですが、ファインダー越しにピントを合わせていくと、ムム、ムムム、ときたんだ。

「私もかつては、ちょっとは綺麗でしたのよ」

オイラの勝手な妄想が止めどなく頭に浮かんで、どんどん発展していく。そう思うと、このまま見過ごしてしまうのはもったいないような気がして、背景も侘び色に見えることだし、ちょうどいいやとばかり撮影したのだった。

余談になるが、撮影中に一人の男性が通りすがりに話しかけてきた。カメラを持って歩く私をよく見かけると言うが、此方は全く記憶にない。

傍らであれやこれやと話し始めたので、撮影に集中できなくなってしまった。

「花も良いが、俺はやっぱり女の裸が一番だな」

いろいろ喋って行っちまったが、この言葉だけ妙に頭に引っ掛かっている。

 RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5

3月12日早朝撮影

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ニホンカモシカ・唯一AI-AF80-200F2.8s EDで撮影

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