陽が当たり始めて、雨露に濡れた草地が一気に輝きだして、目を開けようにも眩んで、そのシルエットを見失ってしまった。
「確か、あの形は蝶に見えたが・・」と、太陽を背にして回り込んで、辺りを目索し、それが間違いなく緑の中の黄一点と確信した時は鼓動が高鳴ってしまったが、同時に「逃げられるのではないか」という気持ちも沸いてきて、それ以上近づけなくなった。
朝露の中のキチョウはその色彩といい目を見張るようで、さらに太陽の赤味を帯びた光線が薬味となって翅を照らした時は一際、濃密なレモンイエローになって見え「なんでまた、マッ黄、黄なんでろ」と、しばらく見入ってしまいました。
ある程度、陽が昇り蝶の顔部分を隠していた葉陰が消えるまで待ってみた。
とまっていた植物は足元膝頭の高さであって、マメ科の植物。
カラスノエンドウと考えていたが、どうなんだろ。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 8月16日撮影
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