穀雨の朝、花筏は終の棲家へ

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朝の6時を過ぎたとはいえ、覆う木々の真下は仄暗い。ムシクイ類の囀りがシャワーのように降り注ぐ小路を進んでいくと川底が何やら明るく見えてきた。

近くまで来ると、それは夥しい桜の花びらだった。散った花弁が小川に落ち、花筏となって流れているうちに堰き止められ累々と重なり、水が抜かれて小石に付着したのだ。

それにしても圧巻である。

辺りは誰一人いない。僕は独り占めしてこの光景を眺めている。

流れに身を任せた花筏の終の棲家がそこに在った。

4年後タイムマシーン投稿

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静かな福島潟・遥か遠くの山なみが近くに見えた・ACROS100Ⅱ使用

母校の桜を見上げてみた・ だから、なんなん? そんなこと言わないで

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