山の入り口を歩いていたら、葉っぱが動いた。
すぐに立ち止まって、その方を見やると小さなカナヘビがいた。
葉っぱが動いたのはカナヘビがその上を通ったからなんだな。
どうせ逃げるだろう・・
そう思いつつも、ゆっくり間を詰めていく・・
ちょっと動いた。
立ち止まる。
また静かに寄っていく。
寄りながらも頭の中ではファインダーで覗いた構図を考えている。
「万が一、撮れるなら・・シャッタースピードは1/125秒f4開放で・・」
NikonF3のシャッターダイヤルを125に合わせ、レンズも開放の4にして、そのまま静かにしゃがんでいく・・
逃げない・・メンタマが微かに動く。
逆立ちしたような二つの葉っぱを背景に取り入れて手持ちでパシャリやってみた。
「どうしちゃった?・・なんで逃げない?」
そう思って、体を少しだけ反らせたら逃げていった。
カナヘビを見るとなぜかシッポをもぎたくなる(切りたくなる・・意)。
あれは子供の頃、どうしても不思議だった。もっとも今もそうだけど。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s 阿賀町 4月29日撮影
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