蒼い福島潟・「いつもの木」を105㍉縦位置で狙うとこんな感じ


山際が白んで黒の世界が蒼のそれへと変化する時刻。

午前4時。

静寂な闇夜が明けようとしてます。

そのうち朝霧が降りてきて遠く車のヘッドランプがぼんやりと曇って見えるようになりました。

岸辺に降りて長靴を半分浸した状態でしゃがみ込んでいます。

夜が明けるにつれ生き物の発する躍動がだんだん大きく伝わってきました。

湖面上ではまだ居残っている小ガモの発する鈴の音。水際の葦原からはバンがクワッ、クワッ。カイツブリのキュルルルルーと鳴く声も聞こえます。

また、聞き慣れない夏鳥達の、か細く可憐な歌声が流れ、頭上からはヒバリの声がビリビリと舞い降りてきました。

霧がいよいよその濃さを増し、薄く青色の夜明けがくすんでいき、時折蒼の福島潟が見え隠れしていくようです。

RVP100 105㍉ NikonF5   2015年4月12日撮影

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