春の色/一番

昔から、私の春一番は土筆でなくフキノトウに決まっている。コイツを見つけて摘まんでモミモミしたその指先を嗅ぐのが大好きだ。

冬の間、土の中で熟成された香りは濃厚で、その土地の土の臭いが薬味となる。

タバコを止めて数年経過した頃に嗅いだフキノトウの独特の苦みある香りは今でも忘れられない(喫煙で匂い神経が麻痺していたのだろうか)。

写真

湧き水を汲んだ序でに見つけた。

流れの落ち着く先には朽ち葉が幾重にもなり、行き場を失った清水はざらめ雪の底をなめまわし、土中へ潜り込んでいるみたい。

フキノトウは「もしかして雪を破って這い出たか」とその根元を手で触ってしまった(右側の下部)が、違った。

訪れたばかりの春をイメージしていたので、残り雪を画面の半分ほど入れて作画してみました。

RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/2.8s NikonF5  旧笹神村にて  14日の撮影

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

泡沫の流れ b

空間と平面

関連記事

  1. ともしび

    暗く沈んだ朽ち葉を闇夜とみるなら、赤朽ち葉はともしびか。舞い落ちた葉…

  2. Catch・カワセミ

     梅雨入り前の今頃か、知り合い数人と撮影したカワセミ。狙う相手はカワセミで、…

  3. 落ち葉布団

    みなさんは“アンガーマネジメント”という言葉をご存じだろうか。…

  4. 朝露トンボ

    RVP100 Ai-Micro Nikkor 105f/2.8s Nikon…

  5. 逆立ち

     浮かんだエサはあっという間に消えていく。だから水中に沈んだエサを首を伸ばし…

  6. ヨシゴイとオニバス

    陽が陰った分だけ青系の発色が強くでたような。オニバスの花が咲いている…

  7. 娘さんの首筋・猩猩袴

    RVP100 Ai-Micro Nikkor 105f/4 NikonF3 …

  8. カタクリ

    午後の柔らかな陽を浴びて、花びらが反り返ったカタクリ。カタクリは芽が出てか…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。