眠れない夜に書棚から野尻抱影の本を引っ張り出してツマミ読み。この人、英文学者でありながら星にとんでもない愛情を注いでいる。
本の中で東京の空が汚れて(今の杉並区のあたりかな)、星が見えにくくなってきたと心情を吐露する場面が出てくるんだけど、それが・・・
東京で暮らしたことのあるオイラは「そう言えば星見えたっけ?・・」と半ば同調するのだが、その随筆の脱稿日を見て驚いた。戦前の話だよ。1900年の初めの。
一寸待ってくれ。
と言うことは、昔はとんでもなく星が夜空にぶら下がっていたということ?
思えば南米のある民族の間では夜の輝く星々を愛でる以上に暗い暗黒の部分をものの形に喩えていた・・なんて聞いたことがあったなぁ~。
写真
鳥屋野潟の川面。
流れなのか風の仕業なのか判りませんがゆらゆら、たっぷんたっぷん。
おお、これは方丈記!
行く河の流れ・・・
よどみに浮かぶうたかたは・・・
いいじゃないのと調子こいて見つめていたら気持ち悪くなってきた。しなべキュウリみたいにヘナヘナとしなって、終には座り込んだのでありました。
RVP100 Ai-Nikkor 180 f/2.8s ED NikonF5 撮影日忘れた
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