「汗の数だけ米粒がなるんだ」・・農家の深イイ話はカッケ~よな

「汗の数だけ米粒に成るんだ」・・夏場に撮影に立ち合った農家の方が何気に発した言葉が忘れられない。稲作に寄せる並々ならぬ情熱を感じた。

「出穂直前は目一杯水分を吸い上げ、腹一杯になったら葉先からあまり水を吐き出すんだ」とも言っていたな(朝露とどう見分けるんだろう?)。

翻って穂先の水滴を“汗”と言いたかったのかな。

・・我が子を見守るような寄り添う言葉が愛おしく聞こえました・・

6月下旬~7月上旬は農家の方も惚れ惚れするくらいに活力が漲るのだという。

夏の夢

日の出時刻も遅くなるし、空は薄鈍色。たまに陽が射してきても長続きしない日本海側の気候はどうしても頭を下に向けてしまう。

すべって転倒でもしないか、冷たい水溜まりに足を突っ込んでしまわないか・・本能的と言うか自然と注意の視線が足元へと注がれるのだろう。

昨夜は夏の田んぼの夢を見ていたところカミナリ様の声で目が覚めた。

夏の気分をもっと味わいたかったのに。

そんなわけで気分転換にこんな写真を引っ張り出してみた。写真はまさに穂を出す寸前の稲の面々。母の故郷、関川村で撮影している。

ポジをライトボックスに載せて、ルーペで眺めていたらあの時の農夫の言葉を思いだしてしまった、というわけ。

RVP100 Ai-Nikkor 180 f/2.8s NikonF5  今年7月上旬撮影

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泡沫の流れ・凍りかけた水面が俄かに陽の光を浴びて動きだす

待ち遠しい春・野茨の花塚が目覚める季節がやって来た

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