『オーレリアンの庭 今森光彦 四季を楽しむ里山の暮らし』というNHKのドキュメント番組があった。アトリエ近くに四季折々の野草を植えて蝶を呼び込んでいた。
その中で女性ナレーターが「オレンジ色の蝶・・」と語っていたその蝶がコイツだ。名前はキタテハ。タテハ蝶の仲間である。
番組では誰にでも解りやすいように「(飛んでいる姿は)オレンジ色・・」と表現しているが、翅を畳んだ姿はこんな風になる。
「所々、囓られてみすぼらしいなぁ」なんて思ってしまう。でもね、コレは綺麗な個体なんだ。どこも囓られていない。
しかも反対側の翅とこちら側の翅がピッタリ重なっている。
翅裏のローマ字の“C”マークが特徴と言いたいが、色合いといい、形といい、枯れ葉と勘違いしてしまうのも当然かも知れないね。
この時も畦道を行きつ戻りつしていたから、自分の視界に入っていたはずなんだ。先入観で「枯れ葉」なんて思いこんで見ていたから気づかなかったのだろう。
それが陽の光がやんわり差して来た頃にタイミング良く順光の位置に私がいた。枯れ葉じゃなくて蝶だと判った時は嬉しかったなぁ。
すっかり朝露は消え失せて躰をブルブル振るわせて、目覚めのウォーミングアップを始めておりました(明らかに飛び立ちそう)。
その様子を焦りながらファインダーを覗いていたら・・ムム・・な点に気がついた。
あれ~・・あれれ・・ 人だぁ~
一旦そうなりだすと、もうダメだ。もはや蝶として見られない。何か意味ありげな笑いを浮かべた男の横顔がそこにある。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 福島潟 10月中旬撮影
*ブログを立ち上げて600本目の投稿! ワ~イ、ワ~イ でも台風接近中!
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