出会いは突然に・高鳴る心臓の鼓動を抑えるのに必死だったよ

まさかの登場にドッキドキになった。こういう出会いは体に良くない。

この日はこれまで見られてなかった蝶がやたら目に付き、樹液滴るクヌギの幹は一時、子供のおもちゃシールをペタペタ貼り付けたみたいになった。

写真を撮ることを二の次に、私もそのクヌギに近づきジッとしていると、ルリタテハが右腕にとまり、ヒメアカタテハが頭にぶつかった。ヒョウモン蝶の仲間が辺りのシダの葉に落ち葉のように舞い降りたりもした。

夏眠する蝶があるという。暑い夏をどう乗り切っているかは知らないが涼しくなった頃に姿を見せるらしい。その時期がやって来たのだろうか。

この蝶は少し離れて、湿った地面や朝露で濡れたシダの葉あたりをウロウロ飛び廻っていた。当然、それがコムラサキだとは100%思っていない。

観察に集中してみる。

高く上がったり下降し、林の縁を行っては戻る。おもむろに此方に向かって来たりもする。どうやら、自らも樹液を吸いたい様子。

それでいてクヌギの幹に近づいては遠ざかり、またシダの葉にとまり・・それを気まぐれながらも繰り返す。なかなか踏ん切りがつかない。警戒しているのか。

光加減で翅が青紫に輝いた瞬間にガツンときましたね。コムラサキだと。

あれは人を魅了する。何としても撮りたいという気持ちがジワジワ沸きだしてきた。

それでこうなった。

一部翅が擦り切れてはいるが、経験を積んだ貫禄ある♂の姿と思えばいいか。

風でシダの葉が揺れる。待っても止む気配が無い。

それで「この辺ならピントが合うだろう」と、置きピンして撮影してみた。揺れる葉が「ここにきたら合うな」の瞬間にパシャリとやりました。

“兄貴分”にあたるオオムラサキは日本の国蝶。

RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5  胎内市 9月3日撮影

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ヤマキマダラヒカゲ・サトはあるがウミ、カワはない・胎内市胎内平

縄文の里は光のなか・この下に弥生時代の分谷地遺跡Aが眠ってる

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