縄文人や弥生人がこうした光の中で狩猟や収穫に勤しんでいた時が遠い昔に間違いなくあった・・それを思い浮かべると、日々の煩雑な生活がなにか陳腐になってくる。
どんな心境で朝を迎え、河を挟んだ対岸に横たわる蔵王の神に何を祈ったのだろう。同じ時空の延長線で私がいま、息をしている・・喩えようもない感覚に包まれます。
黄金色に輝く穂先を舐めるように撮影してみたいと考えていましたが、そうするには畦道から畝に渡らねばなりません。
無闇に踏み込むわけにいかず、諦めて180ミリ望遠レンズでその一角を切り取ってみました。
稲刈り直前の一面黄金色にはまだ時期が早いのは判っていましたが、迎える日曜日が晴れるという保障はなく、ましてや家の用事や仕事の都合で出掛けたくても出掛けられない諸事情の発生も大いにあり得る。
動けるときに動かないと・・
それでまたまた訪ねてみたら、そこは縄文の光に満ち溢れていたのでした。
RVP100 AI-Nikkor 180 f/2.8s ED NikonF5 胎内市・熱田坂 9月3日撮影
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