阿賀町:たきがしら湿原
図鑑で『ミドリヒョウモンの♀』にたどり着いたが今ひとつ自信が無い。数頭目の前に現れたが、どの蝶も色褪せて見え、しかも翅が痛んでいた。
眺めていると、必死で花々を探し渡り歩いている風に見てとれる。彩りが失せ始めた枯れ野に舞うその姿は、なんだか哀れにも思われた。
そう感じた背景には、やがて来る厳しい冬の寒さとその光景が頭に浮かび、彼らは深く冷たい眠りの中に閉ざされてしまう・・からだろう。
ただ、この状態で越冬し、春を迎えることなんてあり得るのだろうか。
時々仲間の蝶が飛んできて鉢合わせすると、会話を楽しむように動きが活発になり高く舞い上がるが、数秒足らずで思い思いの方向へ。
写真は野アザミか。時期を過ぎすっかり色褪せ頭を垂れている。
万に一つ・・というわけでも無いが、その脇でしゃがんで様子を窺っていたら、吸蜜に夢中で周りが見えないのか、次第にこちらへ近づいてきた。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 10月17日撮影
*アップ過ぎた画面だがトリミングは加えていない。手持ち撮影。
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