草むらを進むその一歩が葉陰の彼らを追い払っているようで立ち止まった。
それだけ足元から沸き上がっては左右に揺らいで、消えていく。
しゃがみ込んで、彼らの世界を覗き込んでみると、実に様々な色合いだ。
綺麗な翡翠色、これまた澄んだ黄色、オレンジみたいな色合いのヤツもいる。
人の目に触れないところで、こうも美しい色彩が生まれては消えていく。
そんなことを考えていたら、だんだん頭の中がワニャワニャしてきた。
葉先に舞い降りたイトトンボを撮ってみた。
自らも葉っぱの一部になったようなとまり方がポーズをとっているみたい。
背景の緑も美しく、光が和らいだ頃合いに、静かにパシャリ。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 7月中旬撮影
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