
最後の最後で一番良い光が入ってきて、トンボの目玉が浮かび上がった。
背中の筋模様も光沢を帯びてきて、数分前までの画面はなんだったんだよ・・てな感じに思えるほど劇的に変化した。
最後の最後とはホントに最後の1枚ということで、ポジの外枠に記されている通しナンバーは「36」ではなく「E」(end)ということ。
・・・なんて書いてしまったが、そんなことは見ている側にとってはどうでも良いことで「だからどうしたの」状態だろう。
その通りだが、撮る側にしてみれば、おしっこを我慢していたこと、長らくヘンテコな格好していたがために首筋が痛むこと、立ち上がった際に腰がギクッとなって帰りの車の運転がとんでもなく大変だったこと・・など1枚の写真の中に思い出がたくさん詰まっているんだな。
写真の腕が伸びない原因の一つは、そんな自負心みたいなものが邪魔をして客観的に物事を見たり、考えたりすることができなくなってしまうことであるが、悲しいことに、その軌道修正がなかなか出来ないオイラがここにいる。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 福島潟(7/18撮影)
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