昨日、昼前に自家現像した。水温が下がって、現像しやすい環境が整ってきた。この日の水温は23.6℃。使用したフィルムの推奨現像温度は24℃。作業液を冷水に浸し水温を調整する手間が省けた。
現像データ:
前浴3回
SilverSalt Dev.(1+20)13分20秒(30/60/1)
停止30秒(回転攪拌)
水洗い(5×3)
定着(二浴)①3分30秒②3分(30/30/3)
予備水洗い(5×3 10×2 20×1)
QW90秒(静止と回転攪拌)
本水洗い(5×5 10×3 20×2)
DW30秒
現像液とDWの希釈液に精製水使用 水洗いはタンク換水攪拌
定着作業①と②の中間に簡単な水洗いあり
スキャナー:EPSON GT-X980
スキャンソフト:SilverFast 9
上から順に「室内」「屋外・日陰」「屋外・日当たり」と撮影時の3パターンを紹介した。3枚とも、埃除去はおこなっていない。1枚目は皿の質感を出すためスキャン時にコントラストを若干上げた。
まとめ:
1年以上ご無沙汰していたフィルム。このフィルムは“粒子が目立つ”イメージがあったが、それは私の不慣れな現像手法が大きく関与していたんだと判った。普通に撮影し現像すれば美しい階調が現れる。
前浴について
カメラにフィルムを装填する際、フィルムの青光りに驚く。ハレーション防止皮膜だろう。現像する前にある程度洗い流した方がよいのではと思い前浴をおこなった。
1回目:タンクに水を注入後5回ゆっくり回転攪拌後に排水➩濃い藍色
2回目:同じ内容で攪拌後に排水➩薄い青色
3回目:同じ内容で攪拌後に排水➩薄い水色
前浴は現像ムラを防止する効果はあるが、その他にフィルムに塗布された薬品を現像開始前に洗い流すことで、フィルムの特性をより引き出すのではないかと考えている。一方では、「35ミリ版フィルムに前浴は必要ない」とする意見もある。両方のやり方をやってみて自分自身がヨシとする方を選べばよい。
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