減薬による離脱症状のお話

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自宅で撮影後に娘をバイト先まで迎えに行く。

車の中で待っていると「疲れたぁ~」「ちょっと休ませてもらった~」と言いながらなだれこんできた。後部座席に座ると直ぐに体を横たえた。「今日はダメだったぁ~」と消え入りそうな声。

体調がすぐれずバイトを休むかどうしようか午前中悶々としていたらしい。女房が見かねて「無理しないで休めば?」と諭すが本人は「いや、行く」と突っぱねている。

でも今日の娘にはいつもの仕事が相当きつかったようだ。

減薬

5日前にベンゾジアゼビン系抗不安薬ロラゼパム2錠のうち1錠を減薬していた。主治医は「減薬を焦るといいことないよ」と前置きしたうえで「するならロラゼパム」「1錠減薬して1週間なにもなければもう1錠」と答えた。私は主治医の言葉をメモし、メモした文章を読み上げ、「間違いないですね」と念を押した。ロラゼパムは服薬している薬の中で減薬に一番注意が必要。いきなり服用量を半分にするのは普通は考えにくい。だが「服薬している薬の中で一番減薬しやすい」とまで口にした。娘の求めるリスペリドン、クエチアビンの減薬を先に延ばし、なぜにロラゼパムなのか、主治医には考えがあるのだろう。

観察

減薬後の娘の様子を私も女房も注視していた。減薬後2日目位から娘は将来への不安、体力が回復しない焦りを口にする回数が増えだしていた。

娘の様子はどこかおかしい。4日目に女房にそれとなく私が感じる娘の様子を話すと女房も同じ考えを持っていた。だから今日午後からのバイトを休むよう提案していたのだった。

前回の減薬時は4日目に離脱症状が現れ始めた。あれはベンゾジアゼピン系睡眠薬フルニトラゼパム。2⇒1の減薬指示。いきなり大丈夫なのか不安が過ったのを覚えている。不安は的中し、離脱症状と思われる副作用が現れた。初発から数えて4回目は救急搬送している。

離脱症状

仕事中に具合が悪くなり、上司に休ませてと直訴していた。本人はできる事なら家に帰りたかったらしいが、20分ほど椅子に座り下を向いて休息を取っただけだった。

娘はまた持ち場に復帰するのが辛かったらしい。

調子が悪くなったので今日は休ませて欲しい・・言えなかった。

バイトから帰るとみんなで夕食。娘はバラエティー番組を観て笑ったりしていた。普通の女子大生と同じ。此方はなんかハイだなと感じている。先ほどまであれだけグッタリしていたのに。

しばらくして、「わたし・・ちょっと変だわ」と。

来なた・・と直感する俺。

2階に連れていく。寝かせる。

娘の様子を観察する(これから始まるんだな)

少々興奮気味、発汗なし、頻脈なし、口渇あり、しきりと水を欲しがる、横になったかと思えば半身起こす、頻尿あり、そしてあってほしくない自殺企図が見られたのだった。

「どうしてこんな衝動に駆られるのか 私にも判らない」と言いつつ自らの手を首に回そうとする素振りを見せる。優しくその手を遮ると、今度は私の首を狙おうとする。

薬袋から抜いて保管しておいたロラゼパム1錠を飲ませた。

娘はなんとか自身をコントロールしようと踏ん張っているのが見てとれた(前回もそう)。片方の手を女房が、私がもう一方の手をやさしくなでている。そうしながら1時間近く経過した。

ほどなくして娘が「だいぶ楽になった」「歯を磨きたい」と。

落ち着いてきたようだ。女房と一緒に歯を磨く。

就寝前の服薬(クエチアビン1錠抜く)。30分ほどで寝息を立て始めた。

今、俺は娘の脇でブログを書いている。女房は娘に寄り添いながら、こちらも寝入ったようだ。今回は想定の範囲内。周りは冷静に対処できたが娘の気持ちはどんなかな。

精神科で処方される薬の減薬はホント難しい。

ナイアシン、プロテイン、マグネシウム、鉄、ビタミン各種・・分子栄養療法を始めて3カ月。最近は有機ゲルマニウム、亜鉛なども取り寄せ飲み始めた。

離脱症状がこの程度で済んでいるのはこれらサプリメント服用の効果なのか、それとも肉体が宿す本来の生命力なのか、私はまだわからない。だけども、必ず元通りになる。

薬がなくても普通に生きていける娘になる!俺も女房もそう確信している。

家にある食材・ジャガイモ

リンゴとオンライン診療

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