静寂な湖面 朝霧に包まれていく小舟・Ricoh gr3x

ricoh gr3x

日の出が近づき、気温が下がってきてるのは体感できたが、霧に包まれるとは思わなかった。寒さを感じなかったからだ。湖面から霧が上がるも、その場には留まらずゆっくり北の方向へ流れていく。

空気の流れが沸き上がる霧を打ち消すだろうと思っていた。ところが、霧が流れていくアチラ側ではそれが溜まり続けていた。北へ流れていた川霧の流れも次第に弱くなっていく。

急いで撮影場所をアチラ側へ移動した。つまりこの写真を撮った場所へ。

見たこともない程多くのカメラマンが居た。福島潟正面の広い菜の花畑を逆光で狙っているようだ。畑の向こうは湖面から溢れ出た川霧が帯となってたなびいている。軽快なシャッター音を何度も聞いた。

その脇をすり抜けるように岸辺へと向かう。

目指すはこの小舟だ。これまで一度も霧の中の舟を撮った事が無い。

アングル、画角ともほぼ頭の中に織り込んでいたからポイントに着くなりすぐにポチることが出来たし、今回はNikonF3も使用した。24㎜付けてローライ/Retro80sで。

岸辺ではワタシを含めて2,3人しかいない。時計を見ると5時30分を回っている。みんな撮り終えたのだろうか。スカスカなもんだから思う存分にあっち行ったり、こっち来たり出来たのだった。

川霧はどんどん濃くなっていく。ハンノキ並木へ向かうことにした。

17日撮影

鳥居の真下から結界を見上げれば花満開・Ricoh gr3x

朝霧の荒野 墓標に弔いの陽が当たる・Ricoh gr3

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