午前6時、鳥屋野潟公園かめ吉田んぼ脇観察池の畔です。
蜘蛛の巣に何やら白いギザギザ模様を見つけました。
”家主“を中心に二本の白い帯がジグザクになっている。
「何だぁ~これ?」
たぶん意識してじっくり観察したのはこの歳になって初めてかも。
あたりをもう一度見渡すと、こんどは四本の形の良い“X文字”を発見。
見れば見るほど均一に形作られていて、芸術的でさえある。
さらに中心に陣取っている主は頭が下。逆さまだ。
「わざわざ重力に逆らわなくてもいいのに」とも思う。
いや、待てよ。「逆さま」とは人間の勝手な解釈で、彼らにとっては「逆さま」が実は正常な状態かもしれない。
さて謎のギザギザだが、調べたら“隠れ帯”(かくれおび)と判った。
それが“X文字”のように見えるのが“コガネグモ”の特徴らしい。
“隠れ帯”の働きは謎。紫外線を反射し、花と勘違いして近づいた昆虫や蝶をおびき寄せる役目があるらしいが何とも言えない。
だったら網全体を紫外線反射にすればいいんだし、4本だけ反射させるのは理不尽だよな。また隠れ帯という名が付くくらいだから、その陰に隠れるのかなとも思うが、どう考えても目立つ帯だ。これも説得力がない。
「目立つ?」・・鳥に「ここには蜘蛛の巣があるから破るなよ」と”警告説”を唱えた学者もいたらしい。今もって謎の”X”(エックス)だ。
RVP100 105㍉ NikonF5兄
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