梢の高い所で樹液の残り汁を指を咥えて「私にも吸わせて!」とせがんでいた姿が目に浮かんだかな。集まってくる蝶の中では一番図体がデカいのに控えめでした。
美味しい樹液穴を本能で知り得ていながら、カナブン、スズメバチに追いやられ、終いには仲間であるはずのキタテハやジャノメチョウに食事場所を占領され、葉影越しに「チュウチュウしたいんだけど」と切なげな顔を覗かせていましたね。
夏が過ぎて誰もいなくなったその場所で、ゆっくり食事にありついておりました。
でも、なんだか寂しそう(当時の賑わいと比べて見ているせいか)。
確かにずっと見守っていたコムラサキの♀だった。
左の翅はボロボロで見るに絶えず、右向きになるまで辛抱強く待っての撮影。
ハスキー三段三脚をフルに伸ばし、それでも高さが足りず、エレベーターで雲台を上げて、およそ30度の角度で仰ぎ見る形で撮影している。
レンズはマニュアルだから左手でピントを合わせて、その手でレフを翳し、右手でシャッターを押している。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 新発田市 9月23日撮影
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