頭上の木々の葉という葉、至る所にセミの抜け殻がぶら下がっている。1枚の葉に4匹ついているものもあれば、遙かに高い葉っぱに1匹ポツンとついているのもある。
その抜け殻を見ているうちに、背景の薄緑が美しい樹木を見つけた。
カツラの葉。
風のある日で、静まるのを待っては、すぐにピントを合わせて撮影したが、歩留まりが極端に悪い。5,6枚撮って1枚あるかないか・・ぐらいでした。
話替わって、セミの抜け殻つまりは幼虫を私の生まれた旧中条町では「モゾモゾ」と呼んでいる。子供の頃はそれが「俗称」だなんてこれっぽっちも思っていない。
この呼び名を当たり前に覚えていたのであるが、探鳥会の代役講師を一度やった時があって、その際に参加者に呼び名について問うてみたら、「そう言えば、なんと呼んでいた?!」という返答が多かった。
参加者は野鳥観察に来ていながら、蝉の話を聞かされるなんて思いもしなかったに違いない。未だに思い出してしまう。「なんで、あんな事、聞いたのだろう・・」
そう言えば、幼虫の捕まえ方も話してみたんだ。
夕方、地面に小指の爪ほどの大きさの穴を見つけたら、丁寧に表面を広げて大きくし、細い木の棒を差し込んで、水を流し込む・・すると・・しばらくして、木の棒を伝って「モゾモゾ」が這い上がってくる・・
どうだろうか?
少なくとも私の地元、町内「神明町」ではみんなそうやって捕まえていた。
このことについても誰一人として頷く人は居なかったもんね。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s(開放、1/250) NikonF5 鳥屋野潟 8月上旬
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