この時期、よく目にするトンボ。草むらを進んでいくと湧き出るように舞い上がる。
私が主人なら彼らは露払いみたいな存在で、歩む先々を各々がキレイに掃除しては、左右に退き散っていく。
一般的に目にするトンボと違い、やっとこさ体を浮かせている状態で、失速間近な飛び方だ。どのトンボも長く飛び続けるのは苦手みたいだ。
その証拠に、すぐ葉っぱに掴まりたがる。
「やってらんね」みたいな顔をして此方を睨み付ける仲間もいた。
それでいながら警戒心は意外にある。
此方も暑さや蚊の襲来で「やってらんね」状態だから、つい同胞意識みたいな気持ちを持ってしまい、緊張をなくし、ズカズカと相手の領域に踏み込んでしまう。
ところが、それはダメなんだな。決して受け容れようとしない。
当たり前のことなんだが、近づくまでは容易に出来る。が、しゃがんで目線を合わせようとすると、必ずバイバイされてしまう。
煮て食べようとは思っていないのに、会話もせずに見向きもされないと、費やした労力以上にガバ~と疲れが出てきてしまう。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 三脚使用 新発田市 7月8日撮影
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