夕暮れ迫る五頭山麓の清流沿い、カジカガエルの鳴き声が響き渡っていました。
繁殖期を迎えているのでしょうか、大勢して出ていました。川面から浮き出した石の上に一匹ずつ、吸盤のようにへばり付いていて、誰かが鳴き出すとそれを合図に数秒鳴き続けるのです(見渡す限りオスばかり)。
アチラの石の上、コチラの石の上と鳴き出して、音同士が共鳴し合う。それはオーケストラのような雰囲気で迫ってくるのですね。予期せぬ音の変化にグイッと驚くような、目を見張るような、あんな感じで。
川底を穿つ流れの響きも手伝って、低い音から高い音へと皮膚に染みこんでいくようで心地よいのです。川の流れの中にも、覆う木々の葉にもその音が飛沫となって染みこんでいき、時に突き刺さっているようで、音が目に見える感じがするのです。
つまりは音色なんでしょうか。
180ミリ望遠レンズで撮影してましたが、フィルムが枯渇!
一旦、車に戻り105ミリのマイクロレンズに交換し、新たにフィルム詰めて、またポイントに戻り、さらにググッと寄って30カットほど撮影したかな。そのフィルムは今だ残コマがあるのでカメラの中。
現像に出して、確認して、見られるようなら掲載します。そうでなければゴミ箱行き。
RVP100 Ai-Nikkor 180 f/2.8s ED NikonF5 5月29日撮影
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