6月だ。撮影時や自転車通勤時に目にする緑は初々しい若草色から、成長期を迎えた青葉色へと変わっている。ツバメは飛び交う姿が急に減った。抱卵の時期か。今日の水道水、水温は19.1℃。
Adox HR-50フィルムを、専用現像液HR-DEVで現像した。
このフィルムは1日朝に撮り終えたばかりだ。現像待ちの2本のフィルムを後回しにしたのは、先月31日、1日と気になるカットが撮れたから。その結果を早く知りたかった。
専用現像液は開封してからおよそ2年経過してる。
長持ちしてるのは使用する度に保管ボトルに酸化を防ぐ保護ガスを充填してるせいかもしれない。ガスの恩恵にあずからないキャップ内側は赤茶けてシャリシャリしてる。それを丁寧に拭き取る。
現像液のボトルラベルに標準現像レシピがドイツ語で記されている。希釈1:49。現像タンク容量300㎖だと原液は6㎖。小さなメスシリンダーに学校の理科の実験みたいに容量分を流し込んだ。
液体色は購入時と同じ薄い山吹色。
1日撮影・南浜
HR-50、ようござんす
仕上がりのネガを風呂場に吊るした際に、「オッ イケる」と。
眠たい感じがしないのは作業が上手くいった証拠。ネガスキャン時に若干の露出、コントロール補正は加えている。そもそもPET素材のネガベースはスキャンに適している。
このフィルムにいい思い出は少なかった。なんかケバケバした感じに仕上がっていた。今回はキレイ。単純だけど、オイラの現像方法に問題があったのだと思い直している。
現像時の温度管理と攪拌・・コレに尽きる。
現像液:Adox HR-DEV (1:49)22℃ 10.5min(30/60/1)
定着:①3min ②3min (30/30/3)強めの攪拌
スキャナー:EPSON GT-X980
スキャナーソフト:SilverFast9
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