漢字にすると『垣通し』。
垣根を越えて侵入してくるほど繁殖力がすさまじいのだろう。
どちらかと言えば、少々痛めつけられても、身につけた生命力で這い上がってはDNAを拡散し続けている『雑草』とみてしまう。
ところが薬にもなるらしい(なっていたらしい・・か)。
咳止めの薬か熱冷ましの薬かは知らないが、科学的な根拠があるのだろう。
薬草の部類かも知れないが、そこかしこで見られる以上、カキドオシは平凡な存在。けれども西陽を浴びた姿をじっくり覧ていたら、愛おしくなってきて撮らずにはいられなくなった。
おそらくは私以外の目に覗き込まれることもなく、やがては枯れて朽ち果て、土に還っていくはず。人知れず、その一生を終える前に、スポットライトの中で輝いてくれた一瞬を狙った。
影の部分が暗く沈んで、意とした雰囲気は出せたかも
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 滝沢にて
*撮影時、ブヨに手足や額など、こてんぱんにやられてしまった。
その後、一週間ほど、風呂上がりにオロナインを塗っておりました。
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