長閑な秋の日とアリ地獄

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胎内市から新潟に戻る途中に新発田市五十公野界隈を散策した。空気は澄んでいた。空は青くて筋雲が流れていた。程よい気温。屋外に出ないと損するような天気だ。

フィルムカメラとデジカメもって被写体探し。

古い日本庭園の樹木のうえで白い蝶がヒュンヒュン、クルクル忙しなく舞っている。数頭が追いかけっこしているようだ。時々僕の頭上近くまで降りて来て、葉陰にとまる。

あの蝶はモンシロチョウの類じゃない。以前、大友稲荷で目撃した蝶と同一であるに違いない。ジッと集中する。一瞬、蝶の表翅の色が見えた。茶色、クリーム色。

ウラギンシジミだろうか、それとも・・・。

そうやって充実したひと時を過ごしていて、視線は古民家へ。ガラス窓が波打っている。手製だ。それだけで趣がある。カメラを構えて構図を探る。まとまらない。よそう。

建物の角を曲がると、瓦を模したような土留めが木漏れ陽の中に浮かんで見えた。相当に古い。周囲を固めた土も年代を感じる。そこにいるだけでタイムスリップした気分だ。

屋敷の床下は乾いた砂地。その砂地に無数のクレータがあった。

アリ地獄だ!思わず声を出した。それも一つ二つでない。無数にある。

ある意味で衝撃だ。身震いした。

比較的明るい場所にあったアリ地獄をポチる。

巣穴の近くに落葉があって、借景にする。縦位置だ。

これでいこう。

予約投稿:14日撮影当時の様子

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