『ししのくら』の『しし』は『カモシカ』のこと。『くら』は『崖』とか『丘』を表す。だから『カモシカの住む崖のある森』と直訳できそうだ。長いので『カモシカの棲む森』でいいだろう。
実際に地形はその通りだ。沢から一気にせり上がっているのにテッペンはなだらかな傾斜。カモシカは間違いなく生息してるから、この呼び名はズバリである。
(撮影したこの日はカモシカでなく猿が集団でいたけどね)
他を圧倒するほど存在感を見せる数株のブナを眺めていると『サイの角』が見えた。
ここは・・カモシカでもなく熊でもなくサイなのね・・
馬鹿な冗談を口にしながらザックからGR2を取り出しポチッたのでした。
どやっ!・・
あ?・・サイか?此処の森の主はブナとカモシカ・・
サイの角⇒カモシカの角⇒ししのくらの角・・これにしましょう!
(この時点でカメラは雨にそんなに濡れていないから精神的余裕があった)
反省ばかり
この写真はコレでも丁寧に撮影してる。背後の植林杉の中に立て看板。これを手前の杉で隠している。大きな幹を若干だが左に寄せ右の角との見た目上のバランスをとっている。
(少しずつ位置取りを変えている)
が、次第にてんでバラバラな撮影になっていった。露出モードなんて見ていない。家に戻って画像をチェックしてたら、f8、10なんていのがザラにあった。ISO感度は1000以上だわな。
なんなん!・・である。
水平なんかも。
レンズの絞りは開放寄りかf5.6でいいじゃんか。その分、低感度で緻密に撮影できたかもしれない。より高速シャッターにして雨脚を写し込むことも可能だったはず。
せっかくの高性能カメラを活用しきれていない。
10月29日・胎内市
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