Adox CHS100Ⅱ Ai-Nikkor35f2s NkonF3
14日に掲載した犬コロはコンデジで、こちらはモノクロフィルムで撮影した。
撮影角度に苦心したぜ。
犬コロと同じ目線でカメラを構えると顔がよりデカく迫力あるけど、胴体が薄っぺらになるし背景のジョウロやバケツが画面から切れてしまう。中途半端な構図になる。
それである程度の角度をつけて眺めている。
中腰だわ、疲れる。長く持続できない。
そんなこと,観てる人にはどうでもいいんだけどな。
13日村上市にて
未明に現像開始
室温22℃。無風。水道水の水温は18.5℃。一年の中で一番現像しやすい季節になったなと思う。半そで姿に短パン。髪の毛はないがフケが飛ばないように手ぬぐいで頭を縛る。
久しぶりのAdox CHS100Ⅱ。フィルムのリール巻きに苦戦した記憶が蘇る。今回はどうか!ダークバックに必要なものを入れチャックを締めた。両サイドの穴袋から手を入れリールを掴む。
カチカチカチ・・リズムよく巻き込んでいく。
いいぞ!この調子だ。
(いずれフィルム詰りを起こすんだろうなぁ~不安がよぎる)
カチカチカチ・・調子いい。
(もしかすると、すんなりいっちゃうのかな)
右手に掴んだパトローネをクイッと下すも手応えあり。
フィルムを出し切った。「やったわ!」である。
きわめてスムーズにいったのね(これね、もしかするとリール自体の乾きとか湿り気とかが関係しているんじゃないかなと最近思うようになった)。
現像工程の中でトラブルの発生しやすい巻き取りが終了した。
Adox Silvermax Dev.を使用
2021年1月の製造になってる。
昨年はほぼモノクロフィルムの現像をしなかったもんなぁ~未開封のこの現像液は果たして使用できるのだろうか?ちと不安ですがやってみることにした。
現像レシピはSilversaltのデータ。
それによるとISO100で撮影したのは20℃ 10min 60/30/1 希釈率1+19。これを参考にしてみた。希釈率を300㎜タンクにあてはめると15㎖の原液と285㎖の水ということ。
メスシリンダーに注ぎ込む。
Silversalt Dev.で9.67㎖に慣れたせいか15㎖はやけに多い量に見えてしまう。
ビーカーの中でかき混ぜる。水温19℃。お湯に漬け少しだけ温めた。19.5℃でお湯から出す。そのまま台所に放置。しばらくすると20.4℃ぐらいで安定してる。
現像開始前に現像液と同じ水温の水で前浴した。しばらく浸して10回シャカシャカし排水。CHS100Ⅱの水は墨汁の薄いやつ。2度目、更に薄い墨汁になった。3回目はやらない。
現像時間9分でいく。
1分短くしたのは水温が若干高めであること室温が22℃であること、それに昔の経験を加味してる(レシピ通りにやって濃いネガになる傾向にあるような)。
撹拌60/30/1
初期撹拌60秒は長く感じるねぇ。
その後30秒に1回の撹拌。これは忙しないね。
撹拌は丁寧にゆっくり。
時間終了15秒前に現像液を排水。すぐに停止液を投入。ちょっと浸してシャカシャカして排水。
二浴定着
2回とも3分30秒。30/30/2でいく(オーバージェスチャー気味に)。
1回目終了時に簡単な水洗いを実施してる(5回×3)。
予備水洗い
5×3,10×3,20×2・・でいく
QWは1分半
そのうち30秒は静止。1分ほどシャカシャカ。
本水洗い
予備水洗いの作業工程と一緒だね。
DWで水分飛ばし
目分量でタラ~と流し込んで精製水入れかき混ぜる(あらかじめ作っておく)。
1分ほどつけて終了。
総評:
いいんじゃない。撮ってる内容はともかく。
完全に個人的な見解です。このフィルムはこの写真のような天気、つまりピーカンな晴れの時に使用すると、メリハリ効いた濃い写真に仕上がる気がする。現像液の影響もあると思うけど。
逆にISO80のRollei Retro80sはどちらかといえば雨の日とか曇っている日にフィルムが活躍してくれるような。諧調が窮屈にならない気がする。それなりに自然な感じに描写されると思う。
だから晴れの日はAdox CHS100Ⅱ、曇りがちの日はRollei Retro80s。
どんなもんかな、私の極端な見解です。
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