福島潟の朝焼け・撮影を再開した頃、僕は53になっていた

4時、福島潟 蓮池側駐車場。

いつもの駐車スペースに車を止めて車中で準備。

三脚担いで土手に上がりそのまま堤を歩いて行く。

カッパ、長靴は必需品で、これが無いと前には進めない。

それだけ背丈の伸びた雑草が茂っていて、歩くその足で朝露を拭き取っていくようなもの。

もう夜が明け始めた。今日は稜線付近に雲は無く天頂部分に薄い雲。

湖面も鏡のよう。狙いのハンノキがそのままの姿で映し出されている。

それを55ミリで撮ることにした。上下シンメトリーでやってみよう。

F5.6で1/10から1/20と赤味が増すにつれてスピードを上げていく。

あんまりスローにするとハンノキの枝のブレが目立ってくるし・・。

日の出直前にグワーッときた。

潟の中の林から愛くるしい野鳥のさえずりが間断なく聞こえてくる。

頭上ではヒバリが盛んに縄張りを主張している。

人工的な音がしない夜明けもいいもんだ。

RVP100  NikonF5

初々しい若芽・ポジ&NikonF5&Ai-Micro Nikkor55f2.8s

鳥屋野潟トロリンチョ・乳白色の世界が広がった奥様退院日の朝

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