アンダー露出偏重が教えてくれたもの・それで、どうなった?こうなった

ACROS100Ⅱ cosina voigtlander ultron40f2sl2s NikonF3

これで撮影時、適正露出を意識している。

昼下がり、太陽は右上。

カメラの露出とピントを決めて片手で直射光線を遮ってる。

現像を見直す

モノクロフィルムの自家現像に興味を持ち始めると「フィルムの実効感度は公表数値以下が多いよね」と言うコメントをよく目にするようになった。

これって、つまりこうだよね。

カメラの出目数値で撮影してもアンダーになるよ・・ってこと。

ISO100でも実際はISO80程度の感度しかない・・ってこと。

と言うことは、自分の意図した適正露出にその分だけ補正を加えないと、現像をレシピ通りに実行しても、アンダーで仕上がってるよ・・ってことだよね。

ふむ、ふむ、なるほど納得だ。

しかしである。

僕の場合、現像当初からこうした定説が不思議でならなかった。

僕のフィルムでは仕上がりは総じてオーバーなんだね。

何度も現像しても、どうしても。

それでだ、考えたのは、予めアンダー目で撮影しちゃおうと。

だったら、現像の仕上がりは適正露出で仕上がってるだろう。

それが案外当たったんで、その撮影法が続いていた。

でも、おかしく感じるんだね。

リバーサルフィルムとモノクロフィルムで同じ被写体を撮影すると、僕の撮影スタイルでは露光で2段ほどの差が出てしまうんだ(違和感在りながらも続けていた)。

変だな?

これでいいのかな?

カメラの内臓露出計を疑ったこともありましたね。

修理屋さんに持ち込んで測定までしてもらってる。

さほどの異常数値は見当たらない。

それを3カ月も続けていたら、リバーサルフィルムでの撮影時、露出アンダーに傾いてきたんだ(モノクロフィルムが撮影の大半を占めるようになった影響だな)。

攪拌回数とその強さ

ようやく気が付いた。

そもそも僕の現像時の作法がいい加減であったのではと。

現像時の攪拌だろう。

ジャブジャブ、ドスンドスンだたったもんな。

小型タンクで水流の発生しにくいリールであっても、やり過ぎか。

今回現像時、その辺を大幅修正して臨んだ。

それと使用液を24℃でなんとか統一してやってみた。

20℃現像より白飛びが抑えられそうな感じがしたから。

掲載写真

自分なりに適正露出を意識して撮ったもの。

まだまだアンダーだね。

因みにこの時、従来スタイルで撮影したのは悉くアンダー。

コマの黒い部分なんか薄汚い感じ。

ということで、さらに1段開けて撮影しても良かったかな、となった。

ようやく世間様の言わんとしてたことが分かりましたわ。

半年かかりました・・ここまで辿り着くの。

鳥屋野球場脇の雪捨て場(1月24日撮影)

ミクロファイン 1:1 24℃ 8分45秒(30/60/5) 二浴定着

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冷たい朝・水平がわかなくなったぜ・水準器は常に携行せねば

鉄塔の下・真正面から見上げたよ こんなのフィルムで撮る人いるんかな

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