終い花にトンボ・秋の終わりを物語るのに十分な存在でした

RVP100 Ai-Micro Nikkor 105f/2.8s NikonF3

タカアザミの終い花に枯れた感じのトンボは秋の終いを物語るのに十分な存在でした。

山の端が明るくなり、岸辺の木立の向こうからいよいよ陽が差し込んできて、それまでのじれったい気持ちを解き放つようにシャッターを刻んでいく。

一枚一枚ピントをじっくり合わせて枚数を重ねていく度に、ホッとなっていくのが判るのです。

ただですね、このトンボの左側後翅が根元から欠損してるなんて、全く知らなかった。

この構図で、途中からモノクロフィルムでも撮っていて、それはすぐに自宅で現像したのですね。乾いたネガをビュアーに載せてルーペでピントをチェックしたのです。

そしたら、アレッ?となって。

どのコマもアレっ?・・なんです。

構図や角度の違いでそう見えるだけだろう。

目を疑った・・それで「やっぱ、あるよ」と思うようにした。

でもこうして業者に依頼したリバーサルフィルムをチェックしてみたら、無いんだよね。

おかしいって。

撮影してて気が付かない・・そんなわけ・・あるのか、やっぱり。

背景の黄色い部分は陽が当たり始めた葦原。

風がちょっとあって、ピント位置に手こずって、撮影に時間がかかった。

トンボに付着していた水滴も消えて無くなっている。

あぁ~翅どこいった?

神様の悪戯なら、それはそれで許してやろう。

僕は真実が知りたいだけなんだ。

モヤモヤなままは嫌なんだね。

翅が撮影位置を変えた時にタイミング良く欠落した?

それも馬鹿な話だ。

11月22日撮影

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