晩秋の福島潟 夜露に濡れたトンボに朝陽が射し始める

RDPⅢ Ai-Micro Nikkor 105f/4 NikonF3

そろそろ見納めでしょうか。時に体にぶつかるくらいに飛び交っていたトンボ、寒くなって、気が付けばほとんど見かけなくなっていた。

写真は福島潟の岸辺近く。

と言っても、周りは薮。せめて夜風を凌ぐくらいの中でトンボ達は眠っていた。

達・・周りに無数のトンボが枯葉のように茎にとまっている。

いや、「とまっている」んじゃなくて「ぶらさがっている」。

それほどトンボの姿に夏の頃のような精気は感じられず、むしろ息絶える日を待っているかのように見えてくるのは何も僕に限ったことでもなさそうだ。

「そろそろ見納めですね」

カメラを構えていた僕の傍らを通りすがりに声を掛けてきたのは年配の女性。

振り返るとよくお会いする方。

健康維持に岸辺の遊歩道を散策がてら歩いてまわっている。

いつもやって来るから、季節の移ろいに敏感で、周りがよく見えるのだ。

写真

斜め逆光気味の位置から狙っている。

エノコログサの水滴、これがキラキラ光ってくれればと。

トンボの背中側に回り込んだ絵も撮影した。

見比べると、こちらの方が良い。

メンタマに大きな朝露が付いてる姿にどことなく親しみを感じるから。

Film

出来上がったスリーブをビューアーに載せた瞬間に「これ、プロビアの色」と。

それほど、ベルビアと発色特性が違う。

温かみのあるトロリンチョな発色は、色を失いかけた新潟の荒野にはそぐわないかも知れない。

あくまで個人的な感想です。

10月下旬撮影

白壁と黒自転車・ミクロファイン原液 22℃ 8分30秒 定着2回

にゃぁ~・カメラブレだな、もっとしっかり撮っていればよかった

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