ハルニレの樹液をむさぼるカブトムシの♂。
午前9時を過ぎていたし曇り空だし風もある。
カブトムシを見つけるには条件が悪いのはわかっていたけど、念のためとカメラ携えてやって来たら、なぜかいた(散策でもカメラは持ってないと・・と実感した)。
高さ3メートルほどの痩せ細ったハルニレの木。
2年前のこの木は樹液ダラダラで昆虫達のパラダイスになっていたが昨年は養分を吸いとられたせいか樹肌カサカサで、観てて枯れるかもと思ってました。
今年は一変。チョコレートが溶け出したような感じ(幹の下部に溶け出したようなドロドロ状の感じで写ってますね)。誰かが人為的にやってんのかな?
どうでもいい(よくないが)がコイツが独り占めしてたんだ。
遠くからでも判りましたね。なにかいるって。近づくにつれカブトムシの♀か?・・となり、「角がありますように!」と祈りながら幹の傍らに立つと角があったのでした。
写真
カブトムシのいる高さは僕の胸ほどなので、それより高い幹にカメラを押さえ付け、上から見下ろすように撮ってます(暗くて手持ち撮影ではブレると思って)。
撮影前に周りを入念に調べましたら、でかいスズメバチが腕を伸ばしたその先3,40㎝の高さの枝にへばりついてるんですね。此方さんも樹液をガツガツ食ってる感じ。
なのでかなり緊張。下手に動けません(白っぽい帽子に同じく白系のカッパを着ていたんで、なんとかなったのでしょうけど、今思えば危険すぎました)。
さてカブトムシ。
カメラのレンズが目の前にあると威嚇するんです。
角を持ち上げて体を起こしにかかるんです。
その度にカメラを引くのですが、一方で頭上のスズメバチも気になって、6カット撮ってサッと止めましたが、この時にスズメバチにオシッコみたいな液体を浴びせられました(明らかに僕を狙ってる)。
これって危ないんだよね。その場からゆっくり離れてから、一気に走って逃げ、汚いけど池の水で顔や手、腕をジャブジャブして洗ったのでした。
毒液かも知れないし、仲間を呼び寄せる匂いもあるかもしれない。
何気に撮ってますが、こんな撮り方はまずい。反省すべし。
RICOH・GRⅢ 7月5日撮影
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