「もう少し右から狙えばピントの合う範囲が広がって、見た目がクッキリするだろう」・・・撮影時にそう感じていたが、木の幹が邪魔だ。
一度、幹を避けて三脚位置を手前に出した。その状態でファインダーを覗いたら、近づきすぎてトンボと野草がフレームから外れてしまっていた。
静か~にポジションを引いていく。
カメラのファインダーを覗く。
まだまだ。
更に、ゆっくり静かにトンボから遠ざかる。
そうやって全体像が入る構図を優先して撮ったのがご覧の写真。
都合2枚撮影できた(掲載写真は2枚目)。
1枚目は明らかに露出アンダー。2枚目は目一杯プラス側に露出値を傾けた。
しかしである。
この半ば儀式的な撮影手順もデジカメの世界ではものの数秒で終了する。墓の掃除にやって来た同い年風の男性が苦笑しながら私を見ていたな。
そう、ここは墓場なのでした。
RVP100 Ai-Micro Nikkor 105 f/2.8s NikonF3 阿賀野市 7月上旬撮影
格言/金言
フィルム、しかもマニュアルレンズ沼にどっぷりと浸かってしまうと判っちゃいるけど止められない世界にハマるのだ。
この記事へのコメントはありません。